キュービクル

キュービクルの一般的なサイズとは?重量や寸法から基礎を作ろう

キュービクルを設置する際に気になるのが、キュービクルのサイズや重量です。

どのくらいの設置スペースが必要なのかを知るためには、キュービクルのサイズを把握しておかなければいけませんし、重量や寸法を把握しておけば基礎を作る時に役立ちます。

一般的なキュービクルのサイズはどのくらいなのか、そして重量などについて見ていきます。

キュービクル設置において非常に重要なポイントなので、必ずサイズと重量は確認しておいてください。

キュービクルの一般的なサイズについて

キュービクルはさまざまな種類があるため、サイズも一定というわけではありません。

種類によってサイズが違い、非常に大きなサイズもあれば、比較的小さなサイズもあるわけです。

基本的には設置スペースに合わせて、適切なサイズを選ぶことになるのですが、そもそもキュービクルの一般的なサイズがわからないとイメージもしにくいでしょう。

キュービクルのサイズについて考える時、特にその寸法が変わるのが幅です。

奥行や高さはどのキュービクルでもそれほど大きくは変わらず、一般的なキュービクルであればどちらも2,000㎜前後のタイプが多く見られます。

よほど特殊なものでない限り、奥行と高さはこの程度だと想定しておけばいいでしょう。

一方で幅はキュービクルの種類によって大きく異なり、コンパクトなものなら1,000㎜前後ですが、大型のものになれば10,000㎜を超えるものも出てきます。

かなりの幅を必要とするものもあり、設置スペースにしっかり収まるかを確認しておくことが大切です。

幅に関しては違いが大きいのですが、一般的なサイズで言うなら、2,000㎜前後になります。

2,000㎜を基準として、それを超えるなら大きいサイズ、下回るなら小さいサイズと考えられます。

キュービクルの重量は?

キュービクルは小型のものでもそれなりのサイズがあるため、重量も非常に重くなります。

軽いタイプでも600㎏から700㎏はあります。

重いタイプであれば1,000㎏台のものや、2,000㎏を超えるようなものまで存在します。

サイズも重要ですが、重量も大切なポイントで、特に基礎を作る時には欠かせない情報になります。

これだけの重さをしっかり支えないといけませから、基礎も慎重に作る必要があります。

また、非常に重いということは地震の時に、大きな力を受けることにもなります。

キュービクルを設置するなら、安全面にも配慮して設置しなければいけません。

キュービクルの重量を計算する方法

キュービクルのカタログなどには、重量が記載されていることもありますが、そうでないこともあります。

また、重量が記載されている場合でも、それはキュービクル本体の重量で、主遮断装置や各種機器の重量を加えたものではないので、最終的な重量がわからないことは珍しくありません。

そこでキュービクルの総重量を計算できるようになっておくと便利です。

計算の方法もとてもシンプルで、キュービクル本体の重さに、主遮断装置と各種機器の重量を足すだけです。

簡単な足し算をすることで、すぐにキュービクルの総重量が計算できるのです。

キュービクルの総重量を知りたい時は、主遮断装置の重量と、必要となる各種機器の重量も調べましょう。

キュービクル本体の重量だけで考えてしまうと、主遮断装置や各種機器を加えた時に想定よりも重くなってしまうので注意が必要です。

これらの重量がわからない時は、業者に確認するなどして、事前に把握しておきます。

キュービクル設置には基礎工事が必須

キュービクルを設置するためには、コンクリートの基礎が必要になります。

非常に重く危険な設備になりますので、コンクリートでしっかりした基礎を作り、安全性を確保しなければなりません。

基礎を作るためには、キュービクルのサイズや重量を把握しておくことが重要で、そのうえでどの程度の基礎を作ればいいのかを考えます。

キュービクルのサイズに合わせて適切な大きさの基礎を作り、鉄筋のサイズや、配筋の間隔も決めることになります。

また、ケーブルなどの配線をするための埋設配管工事も、基礎工事と同時に進めていきます。

基礎工事については、キュービクルを設置する場所の地盤の強さなども関係してくるため、慎重に行う必要があります。

基礎がしっかりしていないと、キュービクルが支えられず、事故の可能性も出てきます。

安全を最優先に考えながら基礎工事を行うことが大切です。

まずはサイズや重量を確認し、その数字に合わせて基礎作りを始めましょう。

キュービクルを設置し利用するためには、サイズや重量、寸法などを正しく理解しなければなりません。

でなければ、基礎の設計ができないだけではなく、基礎が不十分だと事故にもつながります。

安全な基礎を作るためにもキュービクルのサイズや重量については、正確に把握しておくよう心がけましょう。

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